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【イベントレポート】SAVE Fall 2020 Virtual Value Educational Event – Day2

「Fall 2020 Virtual Educational Event – SAVE」も2日目が終わりました。

2日目は、大きく2つの内容で行われました。
1つは「Functional Analysis」
もう1つは「Virtual VM Workshops」

「Functional Analysis」は、VM/VEの中でも最も重要かつ特徴的でもある手法です。このプロセスを前半と後半に分けた講義がありました。

「Functional Analysis」のプロセスと、そこでの個々の詳細な考え方などを、”VM Guide”のリファレンスを取りながらの講義でした。とても分かりやすく、VM Guideの理解が深まりました。

Amazon またはSAVEから購入することができますが、日本ですと、Amazonの方が早く入手できそうです。

短い時間だったので、主だったポイントに限られた範囲であったことと、出来れば個別でもっと色々と聞いてみたいことがあったかなぁ、という感想です。
しかし、他の参加者からのQAも多く、そういう意味では、多くの人が興味を持っていることはもちろん、どのような点に疑問を持っていたりするのかが分かったのは違った意味での学びでもありました。

講師のJavier Masini氏は懇意にしてもいただいているので、質問・疑問を直接お聞きしてみようかと思います。

後半は、前半・後半に分かれて「Virtual VM Workshop」という内容で、どうやってオンラインでVM/VEのプロジェクトを進めると良いか、その方法とポイントや事例などが紹介されました。

Virtual(オンライン)での活動と、リアルでの活動を比較しながら、そのメリット・デメリットの解説や、オンラインで実施する場合のポイント、有益なツールであったり、有効な活動を推進するためのファシリテーションや体制についての講義でした。

オンラインであることのデメリットの1つとして、リアルに比べてチームのモチベーションや熱意が減ってしまうという点を挙げていたのには、少し驚きました。
日本だとありがちなのですが、アメリカではあまりそのような傾向はないのかと思っていたからです。(彼らが言う程度と日本での程度は違う可能性はありますが)

また、私の場合はITの分野は専門なのでそれほど困ることはありませんが、オンラインでのVM活動の際は、2人のファシリテーター役を用意して、通常のファシリテーションと、裏方でテクニカルな支援をする役割を準備した方が良いとのことでした。

複数のチームでの活動となると、オンラインで使うツールの使い方からサポートが必要であったり、質問などもチャットや直接音声であったりと複数のチャネルから投げかけられるため、かなり忙しくなってくるのです。

1点、なるほど!とオンラインでのVM/VE活動についてヒントをいただいたのは、活動前にFunction Analysis(機能分析)に着手しておく、という点でした。

リアルでの活動でも同様ではあるのですが、多くの労力と時間が必要になるプロセスでもあります。
オンラインになると、リアルとは異なったコミュニケーションも必要になるため、より効率的に進める必要性があります。

今回の講義を聞いていて、なるほど、事前に前倒しでやれる部分はあるなと、工夫の余地に気づくことができたのは、私にとっては大きな収穫でした。

また、ITの専門家でもある私も知らなかったツールも紹介いただきました。
これは、今まで物足りないなぁと感じていた点などを解消もするものであったので、是非、この後検証して、実践に取り入れていきたいと思います。

2日間のイベントでしたが、1:00AM~6:00AMという日本にいる者としては辛い時間でしたが(日中の仕事を避けて受講できるという意味では助かった?)、有意義な機会を得ることが出来ました。

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