先日、日本バリューエンジニアリング協会 東日本支部の活動報告会が開催されました。
オンラインで開催されたのですが、180名を超える参加者が視聴がありました。
同協会では6つの部会(研究会)が運営されていて、年に1度、1年の活動内容を報告する会合が開かれます。
今年度の報告会は、「ニューノーマル時代の活動スタイルにチャレンジ」というコピーで開催されました。
コロナ渦にあり、全ての活動をオンラインで実施することとなり、協会そして各部会で様々な運営の工夫をこらしながら活動を進めてきたことを表したものです。
私は、5年ほど前から、東日本支部のマネジメント部会という研究会に所属していました。
「マネジメント」「企業経営」という視点でVE(バリューエンジニアリング)の研究を進める研究会で、2018年からは「スタートアップビジネス」の開発にVEを応用した手法の開発を進めてきました。
「スタートアップVE」と名付けた手法は、新しいビジネスアイデアを開発するための手法です。
この「スタートアップVE」を活動報告会の中で発表しました。
個人の能力・スキルや偶然の思いつきなどに頼っていたビジネスアイデアの発想を、もっと効果的・効率的に作り出すプロセスで、新規ビジネスのスタート時の成功確率を上げようとするものです。
4年にわたる「スタートアップVE」という新しい手法の研究を、今年度で一区切りつけることができ、無事に報告会を迎えることができました。
手法を開発するにあたり、さまざまな立場で、年齢も幅広いメンバーが集まり、長い時間をかけることとなりましたが、その過程で取り交わした議論であったり、テーマ外でのコミュニケーションはとても貴重なものでした。
会社組織としての繋がりを超えた間柄で、ともに議論し作り上げていくような活動というものは、なかなか得られる機会ではないので、本当に大切で有意義な時間を過ごすことができるというのが、この一年だけでなく、研究会の活動でいつも感じていることです。
この新しい手法は、是非とも私自身が提供するサービスの中でも取り入れていきたいと思います。
また、来年度からは、新たな研究会に参加することになりますが、自らの研鑽としてだけではなく、一つでも誰かの役に立てるような研究活動に貢献していきます。