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マイクロソフトOfficeの自動アップデート問題

先月末にMS Officeがバージョンアップされました。

セキュリティ上の問題を修正するものであったり、新しい機能が追加されて、大抵はアップデートすることが良いのですが、気を付けておかなければいけないことがあります。

今ではほとんどの企業ではOfficeを使っていると思います。
最近では個人で使っているパソコンにもOfficeが入っていますね。

ですが、アップデートされる際に、Officeにバグ(障害)が潜んでいることがあります。
それによって、今まで問題なく使えていたファイルやソフトウェアが、正常に動作しなくなってしまうことがあるのです。

実際に、5月末のアップデートで、昨年来サポートしていたお客さまが使っているシステム機能の一部が動作しなくなってしまいました。

Officeシリーズに、Accessというものがあり、これを使ったシステムなのですが、画面を開くと全ての項目に「#Deleted」と表示されてしまうというバグでした。

まれにではあるものの、こういう問題が起きるので、企業では、Officeは自動アップデートしないように設定していることが多いのです。
アップデートというと、良くなるもの、新しい機能が使えるようになるもの、不都合が解消されるもの、という良いイメージを持ってしまいますが、必ずしもそうではないので気を付けないといけません。

システムが動作しているバージョンでOfficeを使っておくわけです。
社内で使っているシステムなどが正常に動作していることが確認取れたらアップデートすることもありますが、Officeのアップデートも結構な頻度で行われるので、いちいち確認などしていられません。

セキュリティの問題を解決します、と言われるとアップデートしないと問題なのでは?と思い、ついついアップデートする気持ちにさせられますが、とても怖い存在という。

自動アップデートは無効にしていた私自身のOfficeも、いつの間にかアップデートされていたのでビックリしました。

自動アップデートを有効にしてしまう何かをしてしまったのだと思いますが、専門家の私のような人間でも知らず知らずのうちに改悪アップデートさせられてしまうこともあるという非常に怖い罠でした。。。

自分でコントロールできないものを利用していると、どうしようもないこともあるわけで、気を付けないといけませんね。

マイクロソフトだけが問題なのではなくて、グーグルでもサービスが廃止されたりすることもあるわけなので、常に、使えなくなるかも、動かなくなるかも、という不安やリスクと付き合わなければいけませんね。
スマホのアプリなどでもアップデートしたら動かなくなったなんてこともありますよね。
個人で使っているスマホのアプリならまだしも、業務で使っているものがいきなり動かなくなると仕事どころではなくなってしまうので、怖いどころじゃないやっかいな問題です。

今回は、自分のパソコンでも動作が不具合を起こしていたので、あやうく原因に気づけないところだったので、今振り返るとかなり際どかったなと感じました。
急に動作しなくなったこともあって、どこから調べていったら良いのか分からない状態だったので、かなりの冷や汗ものでして。
しかも全部が動かなくなったならまだしも、使用頻度の低い一部の機能だけが動かないというのが、まさか根っこを支えているOfficeの方に不具合があったので、意外と盲点になっていて気付きづらかったです。

たまたま正常動作している数台のパソコンがあって、おかしい、なぜだろうと比較していくうちに、直前にOfficeのアップデートが配布されていることが分かり、さらに調べていくと海外のサイトでAccessに不具合が発生しているというレポートが挙がっていたのです。

即座に私自身のパソコンに入っているOfficeも、改めて自動アップデートをオフにしたはずが、先ほど見たら、いつの間にかまたアップデートされてました・・・

いつ?なんで?
自動アップデートはオフになったままなのに、なんでアップデートされているの?と謎の現象に、また調べねば・・・
ホント勘弁してください

[参考]
New Bug in Microsoft Access 365 Version 2205 – SQL Server NVarchar Primary Keys cause #DELETED when linked with ODBC
[ACCESS]#Deleted 問題

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