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駒の価値

去年の夏頃から将棋といものにハマっているわけです。

まだ始めたばかりのくせして、なかなか上手くなれないことが悔しい毎日で。キッカケはなんだったでしょう、すでに全く覚えていないのですが。

ある日、将棋セットをポチっとしてしまったのでして。。。

以前からなんとなくの興味は持っていたけれども、手を出すことまでなかったのに、きっと何かの縁で将棋の神様が声をかけてくれたのだと思います。

始めて以来、本を読んだり、将棋チャンネルというものでプロ棋士の対局を見たり、棋譜というプロ棋士の対局記録を見ながら駒を自分で動かしてみたり、オンライン対戦してみたりと。

そんな中で「《駒の価値》を考えなさい」という教えに出会いました。本や解説者の方がそのように伝えているのです。

ん?価値?駒の?とVEに関わる者としてはヒジョ〜に気になってしまったわけです。

将棋に何かしら少しでも触れたことがある方は、駒には種類によって動かせる場所が違っていて定められているのはご存じかと思います。

動かせる範囲などによって価値が駒ごとに違うというわけです。その価値を、プロによってはお金で表現している方もいたりします。強い駒は10,000円、次に強いのは8,000円・・・最後は100円かな?という感じで。

価値の高い駒を取られないように、高い駒を取りに、というわけです。
これは基本中の基本なのですが、そのように動かしていって、最後は王様(王とか玉という駒)を捕まえたら勝ち!というわけです。

工夫をすれば相手はその対策をしてきます。すると対策の対策を考えなければならず、そう来たら対策の対策の対策を練らなければならず、なら対策の対応の対策の対応だ!と・・・終わりが無いんです(泣)

ところが、少し学びが進んでくると、あれ?1番安い駒のおかげで勝っちゃうの?なんてことに気付いてきたりします。

100円だけれども、その場面によっては勝敗を決める威力を発揮したりするんです。
1番安い駒で勝てるだなんて、ものすっごく価値が高いですよね!

同じ駒でも、その時の状況で価値が変わるということなんです。

たくさん持ってたら価値が増えるというものでもない、安いからといって粗末にして良いものでもない。
その時の局面、その時の思考で価値が変わってくるのです。
いっぱい相手の駒を取っても活用できなければ、価値が無いのと変わりがないのです。

さらに、本当は価値が高いのに、という時でも、使用者(棋士)が気付かなければ、価値が無い。
負けてしまいます。

将棋の世界でも、同じモノ・コトの価値が変化するものなのだ、ということなのです。

ということに気付いたからといって、すぐ「勝てるようになるわけではないんですけどね(汗
ただ、瞬間的に価値の判断が出来なければいけなかったりもするのです。

ということは、その局面のバリューをエンジニアリングできるものなんですかね?
VEだったり、機能的な思考で将棋が強くなれたら面白いな、とも思ったりしたわけです。

あともう少しなのですが、早く初段になれるように頑張ります!(って何の宣言?)

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