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「マイプラクティス」を創り上げませんか?

「ベストプラクティス」という言葉はご存じかと思います。


ある結果を得るのに最も効率のよい技法、手法、プロセス、活動などのこと。

Wikipedia – ベストプラクティス

このように説明がされていますが、前提条件があります。
「全く同じ環境、条件において」という前提があるのです。

これまでコンサルタントとしてスゴしてくる中で、ベストプラクティスを求められることが多数ありました。
「成功するはず」、「失敗したくない」、「最善の方法に習いたい」など、様々な意図がありました。

しかし、ベストプラクティスは、所詮、過去に誰かが行った活動でしかないのです。
その誰かと同じ環境(外部環境、内部環境を含め)で、同じ事を実行することは不可能です。
ベストプラクティスとして、表に公表されている情報だけでは、完璧に倣うことはできません。

都合の良い表面的なベストプラクティスや事例といった情報に振り回されるのは、なぜでしょうか。

2000年代に入り、ITの世界では、世界のベストプラクティスを結集した、このパッケージソフトウェア(特にERPなど)を導入し、そのパッケージソフトウェアに従った業務に変更することが最善の策である、とコンサルタントたちが触れ回った影響も大きいかもしれません。

しかし、企業には、それぞれの方針、戦略が存在し、個々に異なっていることが当然です。
「ベストプラクティス」などというものを当てはめることは、相当な無理があります。

このため、私はコンサルティングファームに在籍していた当時から、お客様には「マイプラクティス」という考え方をお伝えしてきました。

それぞれの組織に合った改善方法・改革案が存在するのだという考えです。

今でも「ベストプラクティス」、「成功事例」を知りたがる方が多いです。
短期で良い成果を手にしたい、少しでも早く利益を得たい、など短期的な視点しか無いのです。
目先のメリット・利益に追われてしまう気持ちも分かります。
特に、現在のような先の見えない景気の悪い時には。

しかし、客観的に考えてみれば、みなさんお分かりになると思います。
短期的に良いと思われることでも、中長期的に最適解であるとは限りません。

ましてや、他人の成功事例を参考にして、自社の成功を導けるとは限りません。
というよりも、導ける可能性は相当低いでしょう。

「マイプラクティス」を追求するのは、勇気の要る決断です。
しかし、自らの組織の想いに合った方針・目標を持ち、目指すべきなのです。

それを可能にするのが、バリューエンジニアリングという管理手法でもあります。

自らが求めるファンクション(機能・目的・効果・効用)を思考の原点にして、創造的にあるべきカタチを生み出していく手法だからです。

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