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Value Summit 2019(アメリカVE国際大会) 第3日目

本大会最終日です。
明日以降(6/12~15)、Post-Summitとして、トレーニングコースが設けられていますが、論文発表等は今日(6/11)までとなります。

そんな最終日でしたが、午前中で名刺を切らしてしまいました。。。
205名の参加者とのことでしたが、何名と名刺交換をしネットワーキング・ディスカッションをしたでしょうか。
これまでに知り合っていた人も多かったのですが、昨年の大会以降に名刺を新調していたため、配り歩いていたので100枚以上は持ってきていた名刺が想像していたよりも減ってしまいました。

今日も8:00amからKeynoteが始まり、その後、各セッションが始まりました。
初日同様に3つのトラックに分かれて発表が行われました。

今日のとある発表で使われていた動画が面白かったのでリンクしておきます。
笑いが止まりませんでした。
Conference Call in Real Life – Youtube

探していたら、
Email in Real Life – Youtube
というものもありました。
これもかなり笑えてしまいます。

ランチタイムには、Honors & Awardsとして、様々な表彰がなされました。
例年は、最終日夜のバンケット(Award Banquet)として行われていましたのですが。
しかも、ランチメニューの裏に、すでに受賞者も書かれていて、何のサプライズ感もないという。
「誰かなぁ」というのが楽しみだったので残念。

Honors & Awardsでの一場面

今年は”CASINO Night”と称したClosing Receptionなのです。
私自身は、”CASINO”だなんてことで盛り上がるのはいかがなものかと感じました。

また、今年は、ネットワーキングで繋がりを広げることよりも、ネットワークを深めることを重視してみました。
1人の人と、何かしらのテーマについて深く掘り下げてディスカッションをしていきました。
しかし、私が話したいと思う人は、忙しかったり、私以外に他にも話したがっている人が現れたりするため、途中で中断することも少なくなかったのですが。

今まで軽い話はしてきていた人でも、時間をかけて色々な意見や考えを引き出しながら話していると、これまでには無かったような会話が弾むのも楽しく過ごせたことの1つです。

また、今回の大会参加は、次の点を明確に理解し、自分なりに整理するためにヒアリングをすることもファンクションの1つでした。
「Value Management」という言葉は、かなり前から使われていたのですが、ドイツでのヨーロッパ国際大会から、言葉として使われる程度が、今までと違っている?と感じたのが理由です。
同じ「VM」として表記されることもある、アメリカの「Value Management」、アメリカの「Value Methodology」、ヨーロッパの「Value Management」についてです。
少数の人の言っていることだけで決めつけず、様々な人のとらえ方を聞いてみたかったのです。
私自身も、正確に人に伝えていくことができるようでいなければならないとも考えていたからです。

日本の「Value Engineering」については日頃から触れているので、その比較もしたい点でした。
比較するまでもなく、日本のVEは50年間ほぼ変わることなく、世界から取り残されつつあるのですが。。。
(日本で「Value Management」と言って通じる人はほとんどいないのです)

今さらではあるのですが、確実に日本はガラパゴス化しており、その危機感を感じている人さえ少ないという悲しくなるような状況にあります。
しかし、ただ嘆いているだけにもいかないわけで、より有益により効果をもたらす手法として広めていくためにも、常に最新の情報に触れ、学び、実践していきます。

本大会の1日目に報告されていて書き忘れていましたが、VMBok(Value Management Body of Knowledge)のリリースは、2020年の3月末になるようです。
さすがに時間がかかっていますが、元々、2020年までの改革を計画していたので、計画通りの進捗ですね。

アメリカでのVE再構築と標準化が、ヨーロッパ・アジアなど各国のVEにどのような影響を与えていくのでしょうか。
VEの世界が変わろうとしているので、しばらく注視していかなければなりません。

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