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知らぬことの怖さ(システムのデータ移行)

昨年末、私が初めて転職をした会社での初プロジェクトで出会い、20年来のお付き合いをさせていただいている友人と会いました。
時折お会いして、色々な話をしているのですが、”この人にITプロジェクトを任せたら、絶対に大丈夫!”、そう思える人で尊敬もしている方です。

年末に話をした中で出てきたアイデアも含めて、あっという間に色々な記事を書かれていて、改めて、すごい人だなぁ、勉強になるなぁと読ませていただきました。
システムの費用対効果<移行で見落とし>
– システム設計 オフィスエヌ

この投稿でも書かれているのですが、新しくシステムを導入する際に、「データ移行(旧システムに溜まっているデータを新システムで使えるように移し替える作業)」のステップが、落とし穴になるケースが少なくありません。

移行ステップのための専門会社もあるくらいなのですが、非常に地味な作業でもあり、多くの経験を積んだ技術者も少ない、というのが原因の一つだとも思います。

また、システム開発のプロジェクト全体を通して、”データ移行”を意識しながら各専門チームが活動していかなければならないのですが、経験が無いことや、専門チーム間のセクショナリズムなどもあること、さらにプロジェクト終盤のステップでもあることなどから、システム開発の色々なしわ寄せが最後に押し寄せてきたりもします。

オフィスエヌの記事でも書かれていますが、信じられないようなポカミスによって、システムの稼働直前(時には稼働した直後にトラブルシューティングをしながら)になってから、大騒ぎになることが多いのです。
稼働直後にデータ移行のミスが発覚したような場合は、考えただけでも胃が痛くなり吐き気をもよおしてくるほどです。

にもかかわらず、システム移行を軽んじた体制構築や、プロジェクト計画が後を絶ちません。

何ごとにおいても当てはまりますが、知らないことほど怖いものはありません。
「知らない」という自覚があるならまだしも、「知らない」のに「知っている」、「知っているつもり」というのは本当に怖いことです。

オフィスエヌでも書かれている「ショートレビュー」というのは、プロジェクトを正常に進行するために有効で価値の高いサービスだと感じました。
プロジェクトのポイント、ポイントで、第三者の評価をすることで、プロジェクト進行の保証が得られるためです。

特に、多くの予算を割くことができない中小企業や、大企業で会っても専門のシステム部門がなく専門知識を必要とする方には、少ない費用で確実なシステム導入を達成することに適していると考えています。

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